京華女子中学校
いじめ対策
御校はいじめに対してどのように考えていますか?
岡田先生:私が赴任してからいじめの話は聞かないです。ただ、いじめのアンケートは必ずやっていて、何かあればすぐ対応できるような形をとっています。あとは、やはり生徒が少ないので、教員が生徒の様子の変化に気づきやすいですし、気づかないことも誰かが教えてくれるので、すぐに対応できます。いじめが絶対ないのかというと、そこは分からないですが、私が見ている限りではないです。
四谷進学会:最近ですと、LINEグループのいじめなどもあるかと思うのですが、そういったところに対しては何か対策をされていますか?
岡田先生:やはりグループから外されてしまったとか、そういう話は聞きます。ただ、LINEをするというのはそういうリスクがあるということも説明した上でやっています。そういったこともやはり、経験していかないと気づかないと思います。
四谷進学会:少人数のクラスというところで、一般的な40人規模のクラスと比べると、所謂、クラスカーストというか、ヒエラルキーみたいなものなくなってくるのでしょうか?
岡田先生:私のイメージでは、女子校というところはそういうのがあるのだろうと思っていたのですが、見ているとそれらしいものはないです。例えば、アニメが好きな生徒が共学だとオタクっぽく見られてしまい、居場所がなくなることがあるかもしれませんが、本校ではそんなこともないです。そういう生徒もちゃんと認めてくれて、あの子本当に詳しいですよとか、あの子アイドルについてとても詳しいですとか、音楽が得意ですよとか、お互いがお互いを認めてくれる、そういう関係ができているので、やはりカースト的なものはないです。
四谷進学会:カウンセリングルームみたいなものはありますか?
岡田先生:あります。
四谷進学会:何かカウンセリングルームの利用促進のために、工夫していることはありますか?
岡田先生:すぐに相談できるように、相談のやり方を伝えています。また、何かあれば、保健室に行って話をするだとか、教育相談室に行ってということはやっています。
四谷進学会:先生方が職員室などで悩み相談に乗ることはありますか?
岡田先生:あります。家庭の問題になってくると、触れられない部分があるので、それはやはりカウンセラーの先生の方が良いと思っています。