明治大学付属中野中学校
目指す教育
理念について ~質実剛毅と知・徳・体~
四谷進学会:本日は明治大学付属中野中学校校長の清水先生と佐々木先生にお話しをお伺いします。よろしくお願いします。
清水先生、佐々木先生:よろしくお願いします。
四谷進学会:まず、明大中野が一番大切にしている理念をお伺いしてよろしいでしょうか?
明大中野校長:校訓にもうたわれているのですが、「質実剛毅」というところですかね。男子校は男子だけですので、飾らずありのままいこうと。外見よりも中身の充実。そういったことは変わらないところです。ですから、それはもちろん学力もそうですけども、日頃の生活に関しても、例えば挨拶をしっかりしようとか、服装を正そうとか、我々が中学高校の時からずっと言われていることなので、社会人になるために必要であること、人間形成といったものは、とても大事にして、不易に近い形になっていると思いますね。堅苦しいっておっしゃる方ももちろんいらっしゃるとは思いますが、そうは言いつつも、パッと見た初対面の印象っていうのもありますので、その時にきちんと話せるとか、きちんとした見た目をしているとか、相手に対する礼は非常に日常から大事にしています。礼儀ってもしかしたら、表にあらわれる部分なのかもしれないんですが、内実的には相手の尊重だと思うんですね。対峙する相手を大事にするというところだと思いますね。
四谷進学会:なるほど。それによって、中身もやはりそう変わってくるということなのでしょうか?
明大中野校長:そうですね。なので、合い言葉っていうのがうちの学校ありまして、「みんなで 仲良く 正直に 真面目に 精一杯努力しよう」。これは、30、40年以上ずっと言われていることなんです。一番最初に、やっぱり「みんなで仲良く」ときているのが、本当にうちの学校を表していると思うんですね。仲良くって、「誰とでも仲良くできる、仲良くしなさい」とは言いますけど、相性もあるでしょうから、実際それは難しいことです。ですが、ベストミックスで相手を尊重して、自分のものばっかり言っていても伝わりません。かといって黙っていたら、全然自分の意向は通じない。だから、うまくいかない相手とも、いかにうまくコミュニケーションを取っていくか、本質的に言うとコミュニケーション力になってくると思うんですが、そういったところでベストミックスを探せるような子たちを育てていくというのに通じていると思いますね。
四谷進学会:ベストミックスというのは、混じり合うみたいなことでしょうか?
明大中野校長:そうですね。一番いい混じり合い方があると思うんですね。何も子どもたちだけじゃなくて、大人の社会もそうですし海外の情勢見たってそうですよね。イデオロギーが対立している中でうまくいかないわけですけど、うまくいかなければそのまま戦争になってしまうから、どうやってうまく話を落としていくか。そういう部分にも、僕は通じると思っています。今、なかなかコミュニケーションが難しい子どもたちも多いので、SNSで一方的に発信してトラブルなんていうのはしょっちゅうあります。そういう時に、やっぱり相手を尊重して、これを発信してしまったらどうなるのか、でも黙っていたら自分たちはどうなってしまうのか、うまく相手と接する時には、やっぱり相手の尊重かなと思います。そういう優しい子が本校は増えてきていると思いますね。いっときはバンカラで、危なっかしい子がいるようなイメージで捉えられていましたけど、今はだいぶ理解してくれて、優しい子が増えてきている感じがします。卒業生は別の学校みたいだね、なんて言うこともあります。
四谷進学会:なるほど。既読スルーだとか、ちょっとしたことでグループLINEから外されたりだとか、それでいじめみたいになってしまうみたいなお話もありましたが、それを通して、コミュニケーション能力を育てていらっしゃるのですか?
明大中野校長:そこまではちょっと言えませんけどね。トラブルはあるけど、それを通じて育てるっていうことはなかなか難しいです。そういうトラブルが生じた時は、やはり担任とか学年の教員が入って、保護者が必要であれば保護者の方に来ていただいてということをします。その中で生徒も学ぶのでしょうね。これやったらまずいな、とか。相手を傷つけちゃったな、とか。そういうトラブルを通じての学びというのはあると思います。
四谷進学会:ホームページを拝見させていただいた時に気になったところが、「知・徳・体」や、バランスよく教育していくというところが目立ったのですが、詳しくお聞きしてよろしいでしょうか?
明大中野校長:「知・徳・体」というのは急に言い始めたことではなくて、ずっと本校で大事にしてきていることです。まず、しっかり学ぶ、基礎学力をしっかりつける。「知」の部分です。本校は先取りもしていませんので、みんなでじっくりと学ぶということと、あと全教科型ですね。高校2年生になると文理コース分かれますが、全教科しっかり学ばせます。「徳」が先ほどもお話ししましたけども、やはり道徳心。挨拶、礼儀、相手の尊重というのと、「体」でたくましさを大事にしていきたいと思っていますね。
四谷進学会:「体」の体力の部分っていうのもすごくいいなと思ったのは、体力があると、自然と勉強にもやる気が出てやっていくっていうようなことがホームページに書かれていたのですが、やはりそこをかなり重視されていらっしゃるのですか?
明大中野校長:そうですね。男子校ですからね。男の子なので、体を鍛えてもらいたいです。たくましさというのは、心のたくましさもやはりとても大事にしています。いろんなことがありますけども、最終的には自分で生きていかなければいけないわけですから、そういうところの精神的なタフネスというのは、本当に持っていただきたいと思っています。
四谷進学会:なるほど。
明大中野校長:最近、親御さんがだいぶ、お子さんのことを非常によく知っていて、先回りしていろいろカバーしてあげてしまうことが多いので、子どもはすごく依存してしまっています。昔だと、親に知られたくないというところが、子ども、特に男の子の中学生くらいはあったと思うのですが、お母さんになんでも知られていいという感じになってきてしまっているので。それで守られているうちはいいですが、これが大学生や社会人になった時には、いつまでも守ってもらえない。自分で生きていく、そういう精神的なタフネスはやっぱり鍛えたいですよね。
四谷進学会:精神的タフネスというのは、部活動などで培われるものですか?
明大中野校長:そうですね。部活や行事だとか。生徒たちが自分でやることを通して見つけると思うんですね。なので、文武両道は掲げていて、中学生だと最初はほぼ100%に近いくらい部活動に入ります。高校3年生になっても、7割~8割は続けていますね。そこで、やはり先輩、後輩、縦の繋がり、仲間。その中で揉まれて、時には嫌な思いもして。だけども続けてやり抜く。そういったところで心の成長ってすごくあると思います。
生徒会活動などもそうです。課外活動、特別活動と言われているものを大事にしていきたいと思っています。というのも、去年3ヶ月の休校があって、友達と交われない生徒が心のバランスを崩してしまって学校に来られないとか、やる気が出ないということがやっぱりあったんですね。登校し始めても行事も全部潰して授業を進めようということで、去年の2学期なんて勉強ばっかりだったんですね。結果的に、進度は取り返して、全然学力も低下はしていないんですが、課外活動は何もない。部活動も大してできず、行事もないという中で、なんて学校ってつまらないんだろうと我々は本当に実感して、いかに行事が大事だったかということに気づかされたんです。やっぱり学校って勉強しに来ているところだけじゃなくて、いろんなクラブだとか行事とかで繋がる。勉強は1人でできるかもしれないけれども、1人じゃできないことをするのが学校なんだよねっていうことを去年再開した時に話をしたんです。
四谷進学会:なるほど。そうですね。私も部活に入ってはいましたが、一体何のためにやっているのか。やはりそこまで深く考えていなかったことを、今気づきました。
明大中野校長:私は音楽部の顧問だったんですけども、定期演奏会だ、海外の遠征なんかも企画していたんですね。でもこのコロナで急に、全部突然おしまい。高校3年生も送別会なしでおしまい。やっぱり高校生は泣いていました。この子たち、これだけ一生懸命部活やっていたんだなっていうのが分かりましたよね。運動部の子ももちろんそうですけども、本当に一生懸命やっている子は多いと思います。
四谷進学会:まさに「知・徳・体」が3つきちんと繋がっているという感じがあります。
明大中野校長:「知」では基礎学力と言いましたが、非認知能力などと言われていて、今までになかった概念を学校は要求されてきています。21世紀型学力と従来型学力をどう並立・共存させていくか。新しいことに流れても基本的な学力がなければ、やっぱり上滑ってしまうと思うんです。発表やディスカッションをしようと言っても、下手するとミスリードして違う方向に向かってしまう可能性もある。しっかりした学力ベースがあって、その上で発信しようとか、コミュニケーション取ろうというようになっていかないといけない。もちろん大学入試がどこまで本気で変わるかは、我々が注視すべきところです。そこら辺を見ながら、非認知的な要求に答えられる資質・能力を付けていくというのは、これからの課題だと思っています。
四谷進学会:大学入試が新しくなることによって、中学校の入試やカリキュラムというのは、何か変化は起きていますか?
明大中野校長:まだ様子見ですね。中学のカリキュラムは今年から変わって、来年から年次進行で変えていきますけども、まだそんなに大きく動かしていません。ただ、やはり戦後最大の教育改革と言われていますから、今この時点での変革というのは大きいと思います。他の学校さんの様子を見ながらとか、世の中の動きを見ながらとか、大学入試改革を見ながらとか、進んだかなと思うと頓挫する。理念と現実とでは乖離がありますので、勇み足でそっちには行きませんが、状況を見ながら、変わるべきところは変えていくということは考えています。
人気の理由 ~付属校のメリット・男子校のメリット~
四谷進学会:明大中野という学校が人気がある理由はなんでしょうか?
明大中野校長:まず、一番はやはり、大学付属校というのが大きな要素だと思っています。申し上げたように、大学入試改革が始まってこの5年くらいで受験生も大きく変わってきましたし。中学受験で本校を受験してくれる受験生の学力も高まっています。入試問題のレベルは変えているつもりはないんですけども、合格最低線が上がっています。だから、できる子が受験してくれて、偏差値も上がっています。それだけ、やはり保護者の方が付属校に入れて、大学に順調に進ませたいということはお考えになっていると思います。高校入試も同様ですね。非常に受験生のレベルが上がっています。高校から入ってくる生徒の学力は高いですね。
四谷進学会:やはり、それは親御さんが、大学入試改革に対する不安から来ていると感じられますか?
明大中野校長:すごく感じますね。学校説明会でも、直接個人的にお話を伺います。ただそれも、数年経てば落ち着いてしまうと思うんです。その時に、大学の付属だというだけで生き残っていけるかというとそうではないと思っています。もちろん根強い男子校ファンはいらっしゃると思いますね。それは、やはり中学受験でも男子校だから受験させたとか、受験生が、女の子がいない方がいいという理由で男子校を選んでくれるとか。そのような男子校のメリットはあるとは思っています。
四谷進学会:男子校のメリットについて、もう少しお聞きしてもよろしいでしょうか?
明大中野校長:やはり、異性の目を気にせず自由に、全て明け透けで、ありのままの自分を見せて生徒が生活しているっていうことですね。中学生くらいって、女子の方が精神的発達が早いので、男の子は負けちゃうことがあるんですよね。「やめなよ男子」みたいな感じで、男の子はちっちゃくなっちゃったりみたいな。実際、私が音楽部の顧問をやっていますけど、それこそ、吹奏楽の世界だと、人数比が1対9で女子ですから。異性の前では、うまく自分を出せないっていう男子生徒もいます。その場合は男の子ばっかりだと、自分をさらけ出してやっていける。また、いろんな趣味の子がいるんですけども、アニメが好きな子もいるし、音楽が好きな子もいるし。どんな趣味を持っていてもみんな居場所があるっていうのが男子校かなって気がするんですね。何やってるの?なんて言われないので。変だとか、ちょっと奇異な目で見られたりっていうことがないんですね、男子校ってね。好きなこと、あいつあんなことやってるわ、みたいな感じで。干渉持たなかったりとか。その代わり、居場所を自分でグループで持つことができるとか。そういうところで、生徒はすごく楽だと思いますね。
四谷進学会:なるほど。そうですよね。やはり発達が違うというのは、かなり大きいですよね。
明大中野校長:そうですね。男子は中学後半、高校に入ってからやっぱりグッと変わりますから。精神的に発達します。あの子、いつの間にこんなに大人びたこと言うようになったの?というのはやっぱりよく経験しますよね。
四谷進学会:そうですか。
明大中野校長:グッと男の子は変わるので。そうすると、あれ、あいつ変わったなって、自分もやっぱりそこで刺激を受けたりとか。変化が激しい分、刺激を受けるっていうのも男子校の特色かなと思っていますね。
四谷進学会:なるほど。
明大中野校長:そういう、男子校ということで本校を狙ってくださる方も依然として多いと思いますし。あとはやはり、行事ですとか授業ですとか、教育内容をやっぱり最近はすごく皆さん注目されていらっしゃいますので、それに応えられるように考えている最中です。
四谷進学会:「質実剛毅」であったりとか、先ほどおっしゃっていただいた、みんなで仲良くであったりとか、そういった理念と行事とか、部活動とかっていうのが非常に繋がっているっていう感じなのでしょうか?
明大中野校長:そうですね。そう思いますね。「協同自治」も、もう1つ校訓なのですが、部活動なんかもやっぱり生徒たちでやっていくわけですね。まさしく「協同」ですよね。
四谷進学会:なるほど。例えば文化祭や体育祭とかっていうことも、自分たちで主体的にやっていくのですか?
明大中野校長:そうです。文化祭は、文化祭実行委員会っていうのが立ち上がりまして、生徒会と一緒に進めていきますね。体育祭も、体育祭実行委員会っていうのが立ち上がって。運動部の子が多いんですけどね。自分たちで企画立案して実施します。
四谷進学会:なるほど。ありがとうございます。先ほどおっしゃっていただいた、先取り学習はあまりしないということでしたけども、これはやはり、大学入試がないというところでじっくりと学べるとかっていうことなのでしょうか?
明大中野校長:そうですね。文武両道を図るということだと思うんですね。日常の勉強をしっかりやって、基礎学力を付けて。クラブ活動、課外活動、特別活動もしっかりやっていこうと。
四谷進学会:なるほど。そこも繋がっていらっしゃるわけですね。多くの学校さんが、どうしてもやはり大学入試というものを意識するあまり、勉強をどんどん先取りしたりとか、大学入試対策もやらなければいけない、みたいな形になりがちだと思うのですが、御校は違いますね。
明大中野校長:そうですね。個人的には、今うちは高校2年から文理、文系・理系に分かれているんですけども、それもいつまで文系・理系のそういうカテゴリに分けていくのかなと思っていまして。この先はそこも考えて、文理分けなんていうのは、やめるなり、3年生だけにするとか、また違う分け方にするとか、考えていかなくてはいけないかなとは思っていますね。
四谷進学会:なるほど。そこまで考えていらっしゃるんですね。
明大中野校長:大学入試が本当にどういうふうに、変わり方をするかですね。そこはやっぱり考えますけどね。ただ、やっぱり受験に左右されずに学校生活を送れるっていうのがやっぱり付属校のメリットですから、世間は見ながらも、やっぱりうちが大事にしていきたいことは継続していきたいですよね。
ルールと自由
四谷進学会:ルールを守らせるということと自由にさせるということは、教育において非常に相反すると言いますか、どっちを取ったらいいかなっていうのが、親御さんはよく悩むところだとは思うのですが、放任にするのか、あるいは管理するのかみたいなところをどのようなお考えをお持ちかというのを伺えますでしょうか?
明大中野校長:学校としては決して放任ではないと思いますね。やはり、学校のルールはいくつもありますから、それは、生徒たちには守らせるようにはしていますし。世の中に出ても当然ルールはあるわけで、自分は嫌だから、それは嫌だから守らないよというわけにはやっぱりいかないので、規範意識は植え付けるようにはしていますね。ただ、それでじゃあ自由がないかっていうと、そんなことはないわけで。生徒たちはその中で自由にやっていますよね。
四谷進学会:ルールっていうものがむしろあるからこそ自由にできるということもあるのでしょうか?
明大中野校長:ルールといっても、そんなに厳しく、ガチガチにはしていません。その中で、自由と相反するかというとそうではないと思いますね。実際、それこそ文化祭がやってみれば、いろんなルールあるんですね。勝手にTシャツ作っちゃいけないよとか。下品な柄とかはやめてもらいたいので、そういう制限ありますけども、決められた範囲の中で生徒たちは文化祭楽しみます。それは社会も学校も同じですね。
中大・高大連携 ~明大中野の強み~
四谷進学会:明治大学の付属校というのはいくつかあると思うんですけれども、その中でも明大中野さんの特徴というものは、男子校っていうのは1つあると思うんですが、その他にどういったものでいらっしゃいますでしょうか?
明大中野校長:やっぱり地理的に非常に便利だと思っていますね。通いやすいですしね。それから、中野キャンパスが非常に近いので、今度これからまた、学部の方に生徒がお邪魔する、計画を立てていまして、そういった大学と繋がるっていうのも、地理的にも繋がりやすいですね。そういったところが非常に利便性が高いと思いますね。
四谷進学会:大学との繋がりというのは、具体的にはどういうことがあるんでしょうか?
明大中野校長:主に高校生。中学生は希望者が明治大学のの理工学部にお邪魔して実験の講習やったりするんですね。中大連携っていうのはその1つくらいかな。今のところ。あと、高大連携に関しては、高校1年生で、まず、生徒全員で駿河台の校舎の方に行きまして、そこで10学部の学部長先生から、それぞれの学部でこんな勉強するんだよ、うちの学部来るんだったら、こういう勉強してきなさいよとか、卒業したら、こんなふうなところに就職するんだよとかっていうガイダンスをいただくんですね。で、そこで進路意識を高める。これは、保護者の方も一緒にお聞きになることが多いですね。2年生になると、実際に生田キャンパス、理系なんですけども、そこに行って、実験をしている様子を見るとか、施設を見るとかっていう経験をして、今、そこに中野のキャンパスの方も入れようかなと思っています。その後3年生になると、10学部好きな授業を1週間、実際に大学に行って、大学生に混じって講義を受けてきなさい、そういう経験をさせます。これはもう、本校ならではだと思いますね。あとは、小さいところでは、最近は教員志望の学生がちょっと来て、授業を見てくれていたりとか。それから、教員志望の学生が授業をやるところにうちの生徒が行って、ちょっと生徒役をやってあげるとか。実際に授業での関わりはないんですけど、大学生と触れるとか、キャンパスに触れるかっていう機会があるのは、やっぱりメリットだと思うんですね。
四谷進学会:なるほど。
明大中野校長:そういうところで、学生を見て、予想以上にみんな真面目にやっているな、とか。ちょっと自分も一生懸命勉強しなくちゃいけないなとかって、そういう気づきを持って戻ってきますのでね。場合によっては授業受けて、ちょっと自分には違うなって思ってこられて、自分はこの学校に行きたいと思っていたけど方向を変えるとかっていうこともありますし。実際見られるっていうのは、すごく大きいと思いますよね。
四谷進学会:そうですね。中学校、高校くらいですと、何のために勉強しているか時々分からなくなる。時々というか、ほとんど分からないような状態で僕はいたんですけれども。そこが常に繋がっているということで気軽にいけたりするっていうのはすごくいいことですね。
明大中野佐々木先生:公務員ガイダンスとかも結構いいですよね。実は公務員は、大学までは理系で学んできた子が公務員なる子も多いんだよなんていう話とか。公務員ガイダンスはかなりいいかなと思っていますね。あとは、それ以外にも簿記ガイダンスね。簿記も結構チャレンジする子いますしね。あとは、大学決まった後ですけど、留学ガイダンス。やっぱりもう、今は留学当たり前だよ、みたいな話を明治の先生に来てもらって、直接うちの生徒にいろいろお話ししてくれるので。
明大中野校長:語学講座もありますね。
明大中野佐々木先生:そうですね。語学講座ね。
明大中野校長:韓国語だとか、中国語、ドイツ語、フランス語。大学の先生が来てくれたりとか、学生だったりとか。で、希望者は土曜日の放課後受講していますね。
四谷進学会:いいですね。素晴らしいです。10年間ですか。6年と大学4年間っていうところですもんね。
明大中野ファミリー ~生徒・保護者・卒業生それぞれの繋がり~
四谷進学会:すごく人数が多い学校さんだと思うんですけれども、そういった人数が多いことによるメリットとか、あるいはデメリットみたいなものっていうのはありますか?
明大中野校長:人数が多いからいろんな子がいるってことじゃないですかね。クラス替えは毎年してきますし、高校から受験して入ってくる生徒も、併設中学から上がってくる生徒も混ぜこぜにしますので。そこでもまた、違う空気が入りますし。いろんな子と知り合えるっていうのが、一番大きなメリットだと思いますね。
四谷進学会:卒業してからも知り合いが多いですか?
明大中野校長:そうですね。結構繋がりは多いと思いますよ。それと、今はないかもしれないけど、結構我々の世代とかちょっと下くらいまでだと、仕事始めてから明中だったの?って繋がるなんてことも、よく聞きましたね。
四谷進学会:なるほど。
明大中野校長:結構皆さんたくましく、会社経営している人もいますし。全然できなかった僕の同級生が、お前会社3つやってるの?とかね。よくありますよね。本当にできなかった、昔。我々の時代。今の世代、ほんとできる。そういうところで割と泥くさく繋がるっていうのはあるかもしれないですね。
四谷進学会:なるほど、なるほど。
明大中野校長:日曜日も高校サッカーが試合だったんですよ。で、今無観客なので、みんなインスタのライブで配信しているんですけど、卒業生みんな入ってきて応援して視聴していましたね。百何十人入っていましたよ。
四谷進学会:すごい規模ですね。
明大中野校長:野球なんかも、最近あまり強くなくてすぐ負けちゃうんですけど、夏の大会予選、進めば進むほど観客が増えてくるんです。卒業生が来たりとか、卒業した生徒の保護者が来てくれたりとか、私も何人も会いましたけどね。どんどん勝ち進むとそうやって人も増えて訴求力も高まってきて。そういう時に、やっぱり昔の卒業した生徒、卒業生、保護者が来てくれたりっていうのも、文化としてあるんだなっていうのも、この前、今年の夏、感じましたけどね。
四谷進学会:なるほど。それは先生方にとっても嬉しいですね。
明大中野校長:1つ言えるのは、PTAが活発なんです。保護者同士の繋がりも強いんですね。年間に6〜7回ありますか。
明大中野佐々木先生:一応6回ですかね。
明大中野校長:なぜPTAがこんなにあるんだろうと思われると思うんですけど。保護者同士でいろんな話されて、悩みを共有されたりとかっていうのがあって、保護者同士で繋がるんですね。そういうのも特徴だと思いますね。
四谷進学会:いいですね。
明大中野佐々木先生:当然コロナだから去年、今年はできていないんですけど、前なんか私も担任していた時なんかは、特に長男だと、お母さんが、なんで男の子ってこうなの!みたいになるわけですよ。で、男親は、旦那に相談しても、そんなもんだよって言われるだけなんですよって。やっぱり、お母さんは、長男の子育てに結構悩んだりするんですよね。そういう時に当然うちの中には、次男とか三男も入ってくるわけじゃないですか。そうすると、男の子ってこんなもんだからって、保護者同士のネットワークっていうか、そういう中で子育ての解決をしちゃうみたいな。そういうのって、やっぱり年に1回とかの保護者会じゃ多分そういうネットワークってできないんですよね。それがしょっちゅう学校に来ると違ってきますよね。しかも皆さんほぼ全員が来るんですよ。すごいですよね。ほとんど欠席されないですもんね。
明大中野校長:そうですね。中学生の90〜100%に近いような状況ですね。
明大中野佐々木先生:100%近く来るんですよ。たまに平日にやることもあるんですね。日程ギリギリで。平日でも結構来るんですね。今共働きの方が多いんですけど、わざわざ休み取って来ました、と。やっぱり、だからこその保護者の繋がりもすごくやっぱりあると思います。これも明中文化かなって思いますね。
四谷進学会:確かに。ファミリーみたいな感じですね。でも、やっぱりそこは、学生さんたちの繋がりがやっぱり深いからこそ、親御さんたちも繋がりが深いっていうところなのでしょうかね。それだけ聞いてすごく繋がりの深い学校さんなのだなというのがすごく分かりますね。楽しんでいらっしゃいそうですね。親御さんも。
明大中野校長:親御さん方、PTAのサークルなんかもありますしね。コンピュータやったり、書道やったり、手芸みたいなことやったり、ハンドメイドとか。ものすごく多く、積極的に参加される方いらっしゃったり。コーラスもありますし。卒業した後まで来ているとかね(笑)。この人、ずっとこのサークルにいるなって。
明大中野佐々木先生:子どもは卒業したけど、親は卒業しない(笑)。それ、あるあるですよ。
明大中野校長:コーラスとかね、書道とか。随分高齢の方いらっしゃいますね。
明大中野佐々木先生:ですよね。ほんとですよ。
明大中野校長:ありがたいことです。
明大中野佐々木先生:いやあ、ほんとです。他の学校なんか、あんまりないんじゃないですかね。分からないけど、あんまりないんじゃないかな。
四谷進学会:校長先生にお伺いしたいことは以上でございます。ありがとうございました。
明大中野校長:ありがとうございました。






