渋谷教育学園渋谷中学校
部活・行事等
部活動について
四谷進学会:
ありがとうございます。部活動に関してですが、これは、誰でも入れるものなのでしょうか。
渋谷教育学園:
もちろんです。
四谷進学会:
掛け持ちは可能なのでしょうか。
渋谷教育学園:
可能です。やはり学校の敷地が狭く、活動日も限られているので、空いている日に兼部する子がいます。出入りも自由です。上下関係もほとんどありません。
四谷進学会:
上下関係がないのですか。
渋谷教育学園:
ほとんどないですね。多分、最低限のことだけやっていれば、今どこの学校もあまり厳しくやっているところはないと思います。
四谷進学会:
何か特徴的な部活動というのはありますか。
渋谷教育学園:
やはり柔道部ですね。北京オリンピックとロンドンオリンピックに出場した中村美里選手は渋渋の卒業生です。
人気があるのは模擬国連、英語ディベート、あとクイズ研究会です。模擬国連はかなり一生懸命やっているので、まずは全国大会に出場することが1つ目標になっています。全国大会に出場できると、今度はその中で上位5校が世界大会に行けるのですが、おかげさまでここ数年はずっと世界大会まで出場しています。逆に言うと学校の中で代表になる方が、本大会よりも大変らしいです。
あと、英語ディベートは帰国生の人が中心ですけども、世界大会には毎年行っています。
四谷進学会:
すごいですね。勉強をすごく頑張っている学校という印象がありますが、やはり部活にも力を入れていらっしゃるのですね。
渋谷渋谷:
普通の学校さんだと、例えば学校生活というと、当然授業と部活動になりますが、やはり渋渋はどうしても、さっき言ったように敷地が狭いので、プラスアルファで、ボランティアや他の高校生が集まるサークル、イベントといった学校外の活動に積極的に参加する子もいますね。
四谷進学会:
それは学校の中で、こういうサークルがあるよ、といった何か通知があるのでしょうか。
渋谷渋谷:
そういう連絡があれば紹介もしますし、自分たちで見つけてきて、こういうところ、ちょっと行ってみたいですと言ってくる子もいますね。
四谷進学会:
自分たちで見つけてくるのはすごいですね。
渋谷渋谷:
模擬国連もはじめは実はそうで、こういうのがあるので、先生出ていいですか、というところから始まっています。
確か7期、8期くらいの人が見つけてきて、先生これ優勝すればニューヨークにタダで行けます、みたいな所からですね(笑)
四谷進学会:
それはすごく渋渋のカラーが出ていますね。
渋谷教育学園:
そういうのも積極的にどうぞ、やれるならどんどんいいですよという感じです。
行事について
四谷進学会:
特におすすめしたい行事はどういうものでしょうか。
渋谷渋谷:
人気があるのは、やはり文化祭です。あとは、生徒が一生懸命なのは合唱コンクールです。体育祭は、一生懸命というよりは楽しくやる感じです。
四谷進学会:
僕、合唱部だったのでちょっと興味あるのですが。練習をいっぱいやるのでしょうか。
渋谷渋谷:
結構やりますね。中1・中2・中3でクラスごとにやって、学年対抗で行います。中1はなかなか男子が歌わず女子が怒りはじめ、担任も注意するなど最初はボロボロです。やはりそれも3学年一緒に同じ会場で、先輩たちの歌も聞いていると、やはり中3の合唱を聞くと、自分たちもああいうふうになりたいと思うみたいです。中2になると、ある程度男も声が出て、中3になるとかなりうまいと思います。
合唱コンクールの様子
四谷進学会:
曲選びはどのようにしていらっしゃいますか。
渋谷渋谷:
課題曲と自由曲があって、課題曲は音楽の先生が決め、自由曲は本当に好きな曲をやります。
四谷進学会:
クラスで決めるということでしょうか。
渋谷渋谷:
クラスで決めます。合唱コンクールは2月の大体半ばくらいに行われます。1月に入ってからはほぼ、毎日とは言わないですけど、放課後に残って練習しています。
四谷進学会:
文化祭もやはり自分たちで作っていくのでしょうか。
渋谷渋谷:
1つの大きなテーマがあり、そのテーマに沿った形で行います。それはクラスごとに考えてという形式でやります。これも9月の2週目なので、夏休みの終盤から結構学校に来て、準備をしていますね。
文化祭の様子
四谷進学会:
例えばどのようなテーマがあるのでしょうか。
渋谷渋谷:
今年は 『「心」の部首を含む漢字、または、それを含む熟語を各クラスのテーマとし、そこから直接企画を考えていく』ですね。
四谷進学会:
面白いですね。お話をやはりお聞きしていると、自由がある中でも、ちゃんと1本の軸が何か設定されているのですね。
渋谷渋谷:
そうですね。あんまり好き勝手にはできないというところはありますけれども。
四谷進学会:
あまりに自由だと本当にぐちゃぐちゃになってしまうと思うので、みんなが向かう方向はしっかりされていらっしゃるのですね。
渋谷渋谷:
テーマを決めて、なるべくそれに沿った形での企画を考えましょうとしてはいますね。その企画も、企画書を書いたら、生徒の実行委員がイエス、ノーを決めます。我々教員が決めるのではなく、生徒たちが自分たちで、これはちょっと沿ってないとか、もうちょっとこうしなさいとか、こうした方がいいよというのを言ってやりとりしていきます。
四谷進学会:すごいですね。
学校の階段には飛龍祭の龍が飾られていた
渋谷渋谷:
体育祭もそうですが、基本的には生徒たちがテーマを決めています。体育祭は種目を決めて、それに基づいて進めていますね。
四谷進学会:
種目も決めるのですね。
渋谷渋谷:
体育祭はそうですね。
四谷進学会:
それはびっくりですね。
渋谷渋谷:
1日で6学年が種目を行うので、出ることができるは実際1人2種目くらいです。
体育祭の様子