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中学入試の基礎知識

2019/09/18

大学附属校のメリットとデメリット

大学附属校のメリットとデメリット

■大学進学までが保証されている安心感

中高大一貫校とは、大学付属中学もしくは大学付属高校に入学し、そのままエスカレーター的に大学まで進学できる一貫校であり、全国にも多数の付属中学や高校が存在します。もちろん、無条件で大学まで進学できる学校ばかりではありませんが、基本的には大学進学が概ね保証されており、生徒さんからすれば「もう受験する必要がない」という安心感があり、親御さんからしてみても子供のために塾や家庭教師をお願いしなくて良いという精神的余裕が生まれやすいのではないかと思います。その安心感が慢心となり、入学後も成績が伸びる学校と下がる学校の見極め方でもご紹介したとおり、入学後に成績がさがってしまう原因にもなりますが、大学附属校の最大のメリットでもあるので、やはり志望者数も多く、競争も激しいのが実情です。

慶應、早稲田をはじめ、GMARCH(学習院、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)も附属中学・高校がありますので、進学率などの過去データを見れば、どの程度大学まで進学できるのかを容易に知ることができますが、平均すると60~90%程度がそのまま大学まで進学していることを考慮すると、さらに偏差値の高いハイレベルな大学を目指すより、そのままエスカレータで進学できる大学を選ぶケースの方が圧倒的に多いようです。日大のような複数の附属高校がある場合は、その附属高校によって大学への進学率も大きく異なるようですが、中高大一貫校の最大のメリットでもある「安心感」を最大限に活かす人が多いのが現実のようです。

■他の学校の雰囲気や指導を知らずに視野が狭くなる

近年、中学受験の受験者数も大幅に増え、中高一貫校においては男女別学から共学に変更する学校も増えておりますが、中高6年間、同じ学校に通うことになりますので、学年が変わるたびにクラス替えはあったとしても、大きな変化は得られないという側面では、多少のデメリットがあるかもしれません。環境を変えることで、今まで気付かなかったことを意識できるようになったり、まったく違った勉強法を身に付けたりと得られるものは多数ありますが、中高一貫となると、高校へ進学してもまた同じ友達であったり、同じ校舎であったり、学習環境であったりと、目新しさを感じるものはあまり感じないでしょう。

中学~高校と多感な青春時代を送る大事な学校生活ですので、環境の変化に順応する能力も必要ですし、様々な思考や考え方を自分自身で受け入れる柔軟性を育てる重要な時期でもあります。同じ学校だからといって、必ずしも考え方や勉強方法などが凝り固まってしまうわけではありませんが、逆にいうと中学生の3年間と高校生の3年間で異なる環境であった方が、様々な考え方やコミュニケーションの取り方などが身につきやすく、今後の進路などにおいても視野が広がりやすくなるというメリットがあるかもしれません。

■トータルの学費が割高となる可能性も?!

大学附属校においては、言うまでもなく私立中学から私立高校、そして私立大学を経ますので、学費という観点では公立に通った生徒さん以上に学費負担は大きくなります。高校卒業後、そのまま同じ大学に進む傾向が強いという点については、これまで中学・高校と在籍してきた意味がなくなってしまうという実務面での要因が強いかもしれませんし、進路に関しては生徒さんのみで決められるものではありませんので、学費という観点は決して無視できない問題です。エスカレーターで進学できる大学を蹴ってでも進みたい大学があるといっても、落ちてしまうリスクもありますので、生徒さんとしてはチャレンジしたくても、親御さんにとってはなかなか難しい問題です。

昨今では、AO入試や、内部進学の権利を保持しながら他大学が受験できる制度など、様々な形態での大学受験が増えてきておりますので、他大学への受験にチャレンジしやすい環境が整いつつありますが、大学進学までが概ね保証されているという大学附属校の最大のメリットと、学習環境を変えて視野や視点を広げたいという理想を天秤に乗せたときに、どちらが重要になるかをしっかりと親御さんと生徒さんで話し合い、両者が納得できるまで議論することが重要かもしれません。